プロキシ環境でWindows 7を導入することになったのですが、Windows updateができなくて躓いたのですが、なんとか解決できたのでそのことを同じ環境の人にとって何かの参考になればとメモ代わりに書いて置きます。
英語圏のソフトをインストールする事情があって日本語OSとの相性からのバグ対策などから、英語版OSのWindowsをインストールしたPCを用意することになりました。この場合、英語版OSを購入するよりも英語や日本語以外の多言語(マルチリンガル)を包括して対応しているWindows 7の最上位OSであるUltimate editionを導入することにしました。
そこでDELLのネットショップで64 bit版のWindows 7 Ultimateエディションを選択して発注し、PCが届いたのでのインターネットに接続して「コントロールパネル」の中の「地域と言語」して英語に切り替えようと思ったのですが初期状態では「英語」に切り替えることが出来ず、「Microsoft」の公式サイトに入り、英語の言語パックをダウンロードしてインストールする必要がありました。そこで「Microsoft」のサイトに入り、英語言語パックのダウンロードを試みたのですがクリックすると「Windows update」の画面に飛ばされました。しばらく待っていると「このコンピューターで確認できる新しい更新プログラムを確認中にエラーが発生しました。」というメッセージが現れ、updateに失敗しました。
エラーメッセージは「80072F8F」で「日付と時刻」の設定が現実の時間とのズレが原因だと指摘されました。しかし、電波時計と比較してもPCの時計は正確でズレは全くありませんでした。一応、「コントロールパネル」の「日付と時刻」から「インターネット時刻」の設定に入り、「設定と変更」ボタンを押してインターネット時刻サーバーとの同期を試みました。しかし「time.windows.comとの同期中にエラーが発生しました。」というメッセージが現れてこれも失敗しました。
外部とはサーバー経由でプロキシ環境で接続しているのでファイアウォールの設定の問題ではないかと思い、いろいろ設定を変えてみたのですが改善されませんでし た。そこでOSの再インストールを試みようとDVDを挿入したところ、DVDマルチドライブがDVDを入れても認識せず、「マイコンピューター」のCDアイコンをクリックすると挿入済みのDVDを吐き出すおかしな状態でし た。DVDのランプは点灯していたことと、デバイスドライバは認識していたため、コネクタが外れているなどが原因ではなく、BIOSかマルチドライブのドライバが原因ではないかと考えられました。
そこでDellのサポートサイトからBIOSをダウンロードし、再インストールしたところ、BIOS書き換え中の項目でフリーズした状態になり、こち らも氷つきました( ̄□ ̄;)!!1時間以上待ってもブルー画面から変わらないので電源ボタンを押して再起動したところ、無事Windowsが立ち上が り、DVDも認識するようになりました(はずれ筺体を引かされたのかも?)。この後、再起動させてbootしてBIOSに入り込みCDの項目を最上段に変更して、CD/DVD挿入時の再起動 時の優先順位を変更し、OS DVDから立ち上げてOS再インストールを行うというトラブルにも見舞われました><。
気を取り直してOSを再インストールしたところ、DELLのノートPCは初期状態では日本語のみですが、DELLの付属のWindows x64 UltimateのDVDでOSの再インストールすれば、日本語パックと英語パックが同時にインストールされたようでした。 またOS再インストール後では、初期状態ではインストール済みのデルドック (delldock)というMacOS風のインターフェイスのランチャーが消えてしまったのでwww.delldock.comでダウンロード後に再インストー ルしました(このソフトの付属CDには付いてきません)。でもこの場合、やはり Windows updateが成功する設定にしないと英語OSが使えたとしてもセキュリティー上危険な状態になります。そこでWindows updateできないかネットで調べたことをいろいろ試してみたのですが、なんとか解決に至りま した。
問題の根本はWindows VistaからWindows 7以降のOS場合、インターネット接続に使用しているプロキシサーバーをWindows updateはそのままの状態では認識して利用しないため、こちらでコマンドプロント上で設定を読み込ませて変更する必要があるためでした。その手順をスクリーンショットを交えて示して置きます。この場合、Internet Explorerの接続条件をWindows updateの設定に読み込ませるため、Internet Explorerが前もってプロキシ経由で接続済みの場合は下記の「プロキシのコマンドプロント上での手動設定」の操作は必要ありません。
Windowsの左下の「スタート項目」から「アクセサリ」の「コマンドプロント」にマウスを右クリックして「管理者として実行(A)」を選択します。
system32のpathに通ったコマンドプロントが表示されるので、ここで「コマンドプロント上でのプロキシサーバーの手動設定」を行います。XPではコマンドプロント上で「
proxycfg -u」のコマンドでネット接続の設定をWindows updateの設定に置き換えられるそうなのですが、このコマンドはVistaや7では無効なコマンドなので使用できません。下記のコマンドを入力後、リターンキーを押します。
netsh winhttp set proxy proxy-server=使用しているプロキシサーバー名:ポート番号
次に「Internet Explorerの設定のインポート」を行います。
netsh winhttp import proxy source=ie
を入力後、リターンキーを押します。この後、「スタート項目」から「Windows update」か、またはIE8上から「Windows update」かまたは、「microsoft update」を実行します。私の環境ではこの操作だけではアップデートに成功しなかったので下記の「Windowsファイアウォール」の設定を変更しました。
「コントロールパネル」から「Windowsファイアウォール」の右上の項目の「Windowsファイアウォールを介したプログラムまたは機能を許可する」をクリックし、既に「名前」と「ホーム内/社内(プライベート)」のにチェックが入れられている「ネットワーク探索」と「リモート アシスタント」の「パブリック」の項目にもチェックを追加しました。