今週の10/22にマイクロソフトの新OSのWindows 7の発売ですが、日本橋でもDSP版のWindows 7の深夜販売イベントがあるみたいです。でもすぐにはOSを変えようとは思いません。家のOSはWindows Vistaですが、お盆休みの頃にメモリの増設と内部設定を変更したので、現在Vistaでも快適に動いているからです。今回はそのことをVistaやXPの延命のお役立てればと思って書いておきます。
家のPCのOSはWindows Vistaでしたが、購入したときのままの内部メモリ1Gでずっと使用していました。しかし使い続けているうちに動作が遅く重くなってきました。大したソフトはインストールしていないのですが、静止して操作を受けつけていない時間が長く、レスポンスがとても遅くなってきました。そこでお盆の休日を利用して内蔵メモリの増設とメモリ環境の設定変更をしてみました!
デスクトップPCの内部には初期状態では、DDR2-SDRAM-PC4300の1Gが1枚だけ刺さっていました。メモリの拡張スロットはまだ3ポート空いていたので日本橋に安いメモリを買いにいきました。
ネットで調べたところ、DDR2が使用できるマザーボードなら上位互換でPC6400からPC5300も使用できること、値段的にはPC6400からPC5300のほうが安値でした(しかし内蔵の一番遅いメモリのクロック数に設定されます)。運が良ければ別のメーカーでもPC4300同士ならデュアルチャネルができる可能性があるらしいのですが、運次第みたいです。
2Gバイトと1Gバイトの場合、1Gを二枚購入するよりも2Gのほうが値段が割安なことと、32bitのOSの使用できるメモリの上限は約3.3Gバイトまでらしいので、安い2Gメモリを購入して合計3Gにすることにしました。
安い2Gのメモリを探したところ、日本橋のオタロードにあるパソコン工房のJDEC準拠のメモリがお盆の頃は約2000円で安かったのでバルクメモリを購入しました(今は2500円前後と値段が上がっています)。初期不良にはレジシートで1週間以内なら対応してくれるので、1割の値段が加算される相性保証には入らずに購入しました。
メモリはスロットに挿すだけなのですぐに接続できたのですが、立ち上がりの動作は思ったほど軽快にはなりませんでした。特に立ち上がりが遅いのです。「ディスククリーンナップ」や「スキャンディスク」から「デグラフ」は、こまめにかけているので、スタートアップメモリに常駐する不要なサービスをオフにすることにしました。
主にシステムとメモリの環境設定の参考にしたのは「WindowsVista究極の快適設定 最強版 (TJ MOOK)」 ですが(これにはAppleに関しては書いていません)、それ以外のことでは、レジストリ対策としてネットブック(UMPC)の快適設定の本に書かれていたフリーソフトであるCCleanerを使ってみました。レジストリは下手に触ると不具合が発生する危険があるらしいのですが、いまのところ不具合はありません(このソフトも初期設定の状態で使っていて自分ではそれ以上の削除項目の設定まではしていません、削除したファイルも必ず保存しています)。また、AppleのiTunesやQuick Timeによるメモリ常駐対策もしてみました。
Windowsでは、「サービス」という項目でプログラムが自動起動する初期設定になっています。この中の使わない「サービス」を「無効」にすることでメモリ領域に余裕ができるそうなのでマニュアルで再設定してみました。
Vistaの場合、「アクセサリ」の中の「コマンドプロント」から「msconfig」で一覧表示できます。XPの場合、「スタート」メニューの「ファイル名を指定して実行(R)」から「msconfig」で一覧を表示できます。
「スタートアップ」項目のなかには使用前からソフトウェアのために前もってメモリが占有されているものにチェックがなされています。ウイルス対策ソフトなど常時見張っていて欲しいソフト以外なら後での手動起動で十分なので、「iTunes」、「Quick Time」、「Adobe Acrobat」などのチェックをはずしました。iTunesはアップデートするたびにこの設定が解除されて再びチェックが入れられるのでupdate毎に再設定が必要です。
次が「サービス」の項目です。
「FAX」
PCでFAX送信機能を使用しないなら停止してOK
「Netlogon」
ユーザーとサービスを認証するためのPCとドメインコントロール間でセキュリティ保護されたチャネルを管理するサービスでドメインに参加していない場合は停止してもOK
「Smart Card」
スマートカードを使用していないなら停止してもOK
「Smart Card Removal Policy」
スマートカードをPCから外したときにPCをロックする機能でスマートカードを使用していないなら停止してもOK
「TabletPC Input Service」
Tablet PCのペン機能でTabletPC を使用していないなら停止してもOK
「Telephony」
ダイアルアップモデム接続しないなら停止してもOK
「Windows Connect Now-Config Registrar」
レジストラとして動作してネットワーク証明書を発行するサービスで使用していないなら停止してもOK
以下はリモート関連の操作を使用しない場合なら停止してもいいサービスです。
「Remote Access Auto Connection Manager」
リモートネットワークに接続を作成するサービスでリモート機能を使用しないなら停止してもOK
「Remote Access Connection Manager」
PCからインターネットのダイヤルアップ接続と仮想プライベートネットワークの接続管理でリモート機能を使用しないなら停止してもOK
「Remote Procedure Call(RPC) Locator」
PRCネームサービスデータベースの管理でリモート機能を使用しないなら停止してもOK
「Remote Registry」
リモートユーザーがPCのレジストリ設定を変更可能にするサービスでリモート機能を使用しないなら停止してもOK
「Terminal Services」
ユーザーがリモートPCと対話的に接続するサービスでリモートデスクトップを使用していないなら停止してもOK
「Terminal Services Configuration」
リモートデスクトップを使用していないなら停止してもOK
次はiTunesをPCで使用していてもiPhoneやiPodを使用していない場合なら停止してもいいサービスです。
「Apple Mobile Device」
「Bonjour」
「iPod サービス」
次は「コントロールパネル」から「システム」の左バーの「システムの詳細設定(A)」の「詳細設定」に入り、「パフォーマンス」の「設定」に入ります。
「視覚効果」の「パフォーマンスを優先する」に設定すると最も軽くなりますが、写真をよく使う場合には「アイコンのかわりに縮小版を表示する」や「ドラッグ中にウィンドウの中身を表示する」はあったほうがいいのでこれにはチェックを入れてカスタム設定にしています。アニメーション表示や影付きなどは必要ないのでチェックをはずしています。
今のところ内部メモリも多くて内部設定の無駄をなるべく省いた状態なので快適に動いてレスポンスもサクサクしています。こうした内部設定の変更はWindows 7の時代になっても役立つのではないかと思います。
このブログの関連記事
Ad-Aware Free Anniversary Edition (AE)のプロキシでのポート(Port)の設定方法について
Windows7 におけるproxy環境でwindows updateできない場合の対処法について
0 件のコメント:
コメントを投稿