京都河原町の坂本龍馬の寓居跡と坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地の近江屋跡へ！

酢屋　坂本龍馬寓居跡

　福山雅治さん主演のNHK大河ドラマ"龍馬伝"はもうすぐクライマックスに突入です！京都の河原町に残る坂本龍馬さんの足跡を辿ってみました！坂本龍馬さんと海援隊は材木商の酢屋に匿われ、2階に常宿していたそうです。今も雰囲気のある家屋の前に石碑がありました！

　近江屋跡　坂本龍馬・中岡慎太郎遭難之地

　人通りの多い大通り沿いにある近江屋跡に向かいました。醤油商である近江屋新助宅の母屋の二階で坂本龍馬さんと中岡慎太郎さんは襲撃され、命を落としました。このとき、龍馬さんたちは帯刀していなかったそうです。龍馬さんは額を深く切られ、ほとんど即死に近く、中岡慎太郎さんはその２日後に亡くなりました。誰が坂本龍馬さんを暗殺したのかは現在では京都見廻組の今井信郎が定説になっています。

　甲野善紀さんの本では型稽古によるパータン化の弊害の例として今井信郎の談話、「免許とか目録とかいう人達を斬るのは素人を斬るよりはるかに容易、剣術なぞは習わない方が安全」（『坂本竜馬を斬った男』今井幸彦（著）が引用されていましたが、北辰一刀流の免許階遺伝とはいえ、刀などの武器を持っていない丸腰の坂本龍馬への奇襲攻撃が事実であるならば、不適切な引用ではないかと思います。ドラマでは誰が暗殺者でどの役者さんが演じるのでしょうか？

　今では近江屋の面影はなく、サークルKというコンビニエンスストアの前に石碑のみがあります。坂本龍馬、中岡慎太郎、桂小五郎ら幕末勤王の志士たちの墓は京都の東山の京都霊山護国神社にあり、お祀りされています。坂本龍馬さんの誕生日であり命日でもある11月15日には、慰霊の行事である龍馬祭が今も行われているそうです。