今宮戎神社で十日戎のお参りをした後に、なんばパークスの裏手に佇む昭和の香りのする名店、華風料理 一芳亭 本店でランチしてきました (o^∇^o)ノ 昭和8年の創業だそうです!
「文豪も愛した黄色い皮」という産経新聞の記事が額に入れられて店の前に飾られていました!その文豪とは江戸を舞台とした時代小説「鬼平犯科帳」や「剣客商売」などのドラマの原作としても有名な池波正太郎先生です。
「鬼平犯科帳」の時代劇の中では中村吉右衛門さんなどの登場人物が美味しそうに江戸料理を食べているシーンがよく描写されます。池波正太郎先生は食通としても有名で、先生の食べ歩きのエッセイは、きくち正太先生の漫画「おせん」の元ネタとしてエピソードに取り込まれていたりもします。
池波正太郎先生は著書の中で一芳亭の料理を次のように評してます。
「荒けずりなようでいてデリケートな味。家庭の惣菜のように見えて専門家のみにゆるされた品格が到底、まねのできるものではないことを感じさせる。」(講談社文庫、池波正太郎 著「新しいもの古いもの」
一芳亭には一階席と二階席があります。お向かいはメイド喫茶のようで十日戎に合わせて巫女姿の扮装のようでした。
熱々です!皮の黄色は卵の黄身の色かな?豚肉と海老でぷりぷりの適度な弾力で玉ねぎの自然な甘さの後味が残ります!油ものっていますが、何個でも食べてしまえるぐらいすっきりした味です!素材の味をもっとも素直に引き出しているのだとと思いました!
肝の照り焼きです!レバーと心臓の照り焼きに玉ねぎも炒められていてネギがかかっています!これはコッテリとしていて旨みが強いですが、しつこくはなく、これも自然な後味で、ご飯にとても合う味です!一芳亭のお米も炊き方やお米がいいのか、美味しいご飯で白菜の漬物が付いてきました!
酢豚です!豚の唐揚げにタケノコ、ピーマン、玉ねぎ、人参の野菜炒めの”あん”がかかっています!これも奇を衒わない安心できる優しい味です!
春巻きです!しいたけ、タケノコ、人参、肉など野菜たっぷりでサクサクした衣の油で揚げた料理ですがすっきり食べれてしまいます!テーブルには醤油と酢と辛子の瓶があるので、自分の好みで酢醤油の加減を塩梅します!
皮はパリパリで塩だけのシンプルな味付けの小ぶりな若鶏で、鶏肉の素材の味が良く分かります!ごまかしの無い体にいいものを食べていると感じる実直な味です!
お店の看板にも入っている”華風料理”とは中華料理を元に日本人に適した味付けにアレンジした中華風の日本料理のことだと思いました!本場の中華のように油がきつくて胃もたれするということがない、日本の白いご飯にとても合う、素材の味を活かしたシンプルな体に優しい料理だと思いました (*´∇`*)
十日戎で混み合っていましたが、正月料金などの暴利をとることもなく、いつもと同じ値段、同じサービスの実直な信頼できる老舗だと思います。長く続けて欲しいなー☆⌒d(*^ー゚)b グッ!!
一芳亭の公式ウェブサイト
華風料理 一芳亭
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2 件のコメント:
お久しぶりです。以前JJさんがコメントくれたように新しいキーボードを購入しました。
サクサク入力できるようになりました。ありがとうございました。
一芳亭さんのお料理はどれも素朴でゴテゴテしていなくて“味で勝負”してる感じがありますね。きっと創業当時からしっかり受け継がれているんですね。
サクサク打てるようになってなによりですね!
きつねうどんにも通じるような大阪の味です(*´∇`*)
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