普段は手振れ補正も何もない携帯電話でしか写真を撮らないので最近の機種についてはどこの機種の評判が良いのか一週間程いろいろとインターネットで製品の機能や市場価格のリサーチを始めました。
そこで頼りになるのは価格.comのクチコミ情報やネット上のデジカメWatchやアスキーなどのレビューやメーカー製品サイトでした。個人的には最安値が底値にきているような33,000~35,000円台のRichoのGR DIGITAL IIが面白そうで好みでしたが、この機種には手振れ補正機能が無いので両親には向かないだろうと思って候補からは却下しました。
ネット上での情報を大雑把にまとめると、Autoで何も考えずにパシャパシャと撮れるのがパナソニックのFX40、高感度では他社に追随させないほど飛び抜けて優れていてノイズの少ない写真が撮れてダイナミックレンジにも強いけれど操作系はあまり良くなく起動も遅いのが富士フィルムのFinePixF200EXR、マニュアル設定などの操作系が良くてマクロにも強くダイナミックレンジにも強く外見もいいのがリコーのCX1という感じでした。
この3機種について価格.com、ベストゲート、コネコネットや、大型量販店(ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、カメラのキタムラ、ジョーシ ン、ソフマップ)などのネットショップでの最安値情報を調べてみました。FinePix F200EXRのネット上の最安値は、大規模量販店のネットショップのポイント込みの値引きとほぼ同じで底値に達しているようでした。
価格.com(デジカメ)http://kakaku.com/camera/digital-camera/
ベストゲート(デジカメ)http://www.bestgate.net/digitalcamera/index.html
コネコネット(デジカメ)http://www.coneco.net/SpecList/01105010/
一方、リコーの CX1はまだ安くはなっていないようでした。FX40は東京など関東の方が割安なようでした。レビューを読む限り魅力を感じたのはCX1とFinePix F200EXRだったので次にこの2機種に絞り、類似したダイナミックレンジに関する機能について調べてみました。というのは携帯電話のカメラの AF(オートフォーカス)が建物に合うとそれ以外の色調について合わせられないことが多いみたいで写真を撮るとよく空が真っ白になったりするのが気になっていたからです。
FUJIFILMのFinePix F200EXRは独自開発のスーパーハニカムCCD EXRという画像素子で通常の撮影は1200万画素ですが、ダイナミックレンジモードの場合、高感度用と低感度用にそれぞれ600万画素づつ割り振り、それらの画像をソフトウェア処理で重ね合わせてダイナミックレンジの広い写真にしているそうです。600万画素もあればA3サイズまでならノイズに影響しないみたいでした。
日経トレンディネットのFinePix F200EXRのレビュー
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20090213/1023683/?P=1
ASCII.jpのFinePix F200EXRのレビュー
http://ascii.jp/elem/000/000/211/211383/
http://ascii.jp/elem/000/000/217/217244/index-2.html
http://ascii.jp/elem/000/000/411/411739/
デジカメWatchのFinePix F200EXRのレビュー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2009/02/13/10199.html
FUJIFILMの製品紹介サイト
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/finepixf200exr/index.html
柴崎コウ「kou with FINPIX」
http://finepix.com/f200exr/
一方、リコーのCX1の方は速写に強いCOMSという約929万画素の画像素子で短い時間差で高感度用と低感度用に2枚撮り、それらの画像をソフトウェア処理で重ね合わせてダイナミックレンジの広い写真にしているそうです。このためにCX1は空に鳥が飛んでいたりすると、一羽が二羽になったりするそうですが普通に風景を撮る場合にはあまり問題にはならないとのことでした。
ASCII.jpのCX1のレビュー
http://ascii.jp/elem/000/000/415/415358/
デジカメWatchのCX1のレビュー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2009/04/27/10761.html
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2009/02/19/10239.html
+D Life StyleのCX1のレビュー
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0903/24/news034.html
リコーの製品紹介サイト
http://www.ricoh.co.jp/dc/cx/cx1/
またFinePix F200EXRはハイエンドのコンパクトデジカメ部門で金賞の評価を得ていました。銀賞と銅賞の機種であるCANON PowerShot G10やNikon COOLPIX P6000はFinePix F200EXRと比較するとさらに値段の高い価格帯の製品群だったので、FinePix F200EXRは業界ではかなりの評価を受けているのではないかと考えられました。
VGS 2009 SUMMER デジタルカメラグランプリ
デジタルカメラ部門<レンズ一体型>ハイクラス<スタンダード>
http://www.visualgrandprix.com/dc/2009summer/result/camerauni-high-std.html
これらを総合して機能面の魅力と値頃感から FinePix F200EXRに機種を決定して次に何処で購入するかの検討に入りました。この日はインターネット購入の場合、FinePix F200EXRの最安値の店舗は23,000円台に突入していました。でもネットショップは代引き手数料や送料で利鞘が調整されている場合があるので製品価格だけで判断するのは注意が必要です。
価格.comではキタムラが人気でネットショップなら25,600円でした。GW中は買い替え下取り3000ポイントがさらに付いてお得だったようで す。この日になんばのキタムラの店舗に直接値段を確認しに行ったところ、土日がショッピングモール全体の10% offキャンペーン中で2GのSDカード付きで店頭価格が28.800円くらいで故障カメラでも買い替え下取りポイントが500でした。ここはおまけがさらに付くことが多いらしいです。以前はカメラのキタムラの5年保証は製品の購入価格の1%で実質Tポイントカード分で入れたらしいのですが今では製品の 5%と他の大型量販店と同じになっていました。
インターネットショップではビックカメラ.comが買い替え下取りが動作するデジカメのみで3,000ポイントでしたが、店舗では店頭価格が 32,600円でポイントが18%で買い替え下取り3,000ポイント進呈でした。送料がかからない店舗価格がなぜインターネット価格よりも割高になるのかよく分からない仕組みでしたが、価格.comを読んでいると交渉次第でその店舗のネット価格くらいで購入できるみたいでした。
この日の大阪の空は小雨と本降りの周期のある雨模様でした。傘をさして日本橋の電気街や大型量販店を回ったところソフマップの店頭価格が29,800円 とポイント20%でネット上の最安値とほぼ同じレベルでした。そこで、この値段を元にポイントカードを持っていたこともあり業界最安値保証を謳っている最大手のヤマダ電機で交渉してみました。
ヤマダ電機の広告のFinePix F200EXRの5台限りのキャンペーンは既に終了していたのか店頭価格は広告価格よりも安く、ビックカメラと同じ設定になっていました。しばらく待たされた後、店員さんがフロアの上司とかけあったところソフマップの値引きよりも少しだけ割高だったのですが、 5年間保証込みでポイント分で換算すれば25,000円台で購入することができました。ネットショップ上のほぼ最安値に近かったので良い買い物ができたのかなと満足しています。次に大幅に値段が下がるのは父の日セールの頃か、ボーナス商戦か、新機種の入れ替わり前の端境期の8月でしょうか。 翌日の月曜日には三大大型量販店のネットショップ価格は39,800円のポイント10%に値上がりしていたのでタイミングも良かったみたいです!
SDカードなどのメディアはヤマダ電機は高いので、オタロードやでんでんタウンの店舗へ探しに行きました。価格.comでFinePix F200EXRにおいて相性問題などの作動確認済みの割安のSDHCメモリカードは、A-DATA、トラセンド、シリコンパワー社等の8Gや16GのClass 6製品でした。TwoTopやイオシスでシリコンパワーの8Gが1780円でした。BestDo!でトラセンドのクラス6の4G SDHCメモリカードが1060円でしたが、PC 1'sでは970円だったのでこれを購入して家路につきました。
今回、メーカーの製品の説明や人間の目がヒントになったというレビューをいろいろ読んでいると、人間の目に映る風景の記憶とは、建物、人物、風景などにそれぞれにピントやダイナミックレンジを瞬時に合わせて脳での処理で映像が組み合わされ、それが記憶に残っている映像であって、カメラのファインダー越しのあるがままをフィルムに写し撮っていても、その風景の映像は人間の記憶の風景とは別ものではないのかな、と脳の認知に関して考えさせられました。
人間が風景画を描くと風景の中の遠景や近景に視点が動いて自然にダイナミックレンジの広い描写になります。レオナルド・ダビンチが絵画手法のなかで、三次元描写、遠景のぼかし、明暗などの陰影の強調などを始めたと言われますが、この人の脳では一瞬で観た風景の記憶を切り取って記憶する能力があったので遠景ぼかしのような写真描画的な技法が自然にできたのかな?と思いました。
富士フィルムやリコーではじまったダイナミックレンジの強調機能は、FUJIのスーパーハニカムCCDというハードウェアの特殊性に依存しないタイプのリコーの二枚撮り方式ならソフトウェア上の処理が主体になるのでraw画像で保存して後から編集できないコンパクトデジタルカメラ全般において、魅力のある付加価値をつける機能として、今後、手振れ補正や顔認識のように他のメーカーも新機能の追加対象として巻き込んでいくのではないでしょうか
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5 件のコメント:
(*´∀`*)ノ。+.・*こんちぃ.・+.
私の両親も機械が苦手。携帯も持ってますが使い方を覚えられません。何とか電話のかけ方はわかる程度です。
確かにデジタル製品は使い方が複雑で特に年配の方々は敬遠しがちですよね。よっぽど好きな方でないと……。
一生懸命ご両親のために使いやすものを探すJJさんの優しさが伝わりました。
きっと旅行でも大活躍のカメラになりそうですね。
今はSONYのCyber-shotを使っていますが、一つ前は、JJさんが買われたものの数機種古いFinePixを使っていました。
画素数の話、そうですね!!
私は、こだわって撮る方じゃないので、使い勝手がいいのは、お花を撮る時にマクロが使い易いFinePixの方が綺麗に撮れたなぁと思っています。
簡単な機能は使い易くてありがたいです。
性能もよくて使い易いカメラで、ご両親さん・・・ステキな写真が撮れるといいですね。
>TAKIさんへ
とりあえずFINEモードと手振れ補正をONにしてEXR AUTOという撮影シーンから何でもすべてフルオートでカメラまかせにできる設定にして半押しでオートフォーカスになると念を押して送り出しました。老眼が始まっているらしくボタンの上の記号が読めないと文句を言ってました。
>たまのママさんへ
FUJIのハニカムCCDは独自技術のようで、この素子の巨大盤を積んだFUJIのデジタル一眼の色再現性はフィルムカメラ並みのレベルに達しているそうです。焦点距離の短いマクロ撮影はリコーの得意分野みたいですね。テレビのサイドにSDカードを挿せる隠しスロットがあるのでどんな写真を撮ってくるのかわからないのですかTVの大きい画面で見てみようと思います。
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