2008年2月1日金曜日

日本橋でロジクールのPCスピーカー Z4

 今週の日曜はPCスピーカーを買いに行きました!天気は曇りだったけど雨は降りませんでした。予算1万円以内のつもりだったので、価格.comのPCスピーカーのクチコミ情報を参考にしました。
 ヤマダ電気のオーディオ専門コーナーのスピーカーも聴いていきましたが、本当に高いものは別格ですね。3次元の奥行きを感じるというか、値段からとても手をだす気にはなれないですけれど。

 自宅のPCの付属スピーカーが形状や音からは1500円くらいの機種ではないかと思います。これでも一般的な国内メーカーPCの内蔵スピーカー(割れたような音がする)よりははるかにましな音でしたが、もう少し良いものが欲しくなったからです。
 きっかけはiPod用の4000円ぐらいのロジクールの拡張スピーカーをもってる人がいて聴かせてもらったところ、こちらの方が自宅のPCスピーカーよりずっと良く聴こえるのに驚いたからです。その機種は価格.comではクチコミにもほとんど上がってなかったので、評判になっている機種ならもっといいのかなと思ったからです。

 1万円以内で考慮に入れていたのは、ロジクールのX-530(5.1ch、9000円くらい、周波数特性40Hz~20kHz)、Z4(2.1ch、7000円くらい、周波数特性35Hz~20kHz )、X-240(2.1ch、5000円くらい、周波数特性40Hz~20kHz )とONKYOのGX-70HD(1万円くらい、周波数範囲48Hz ~100kHz)でした。数値データから見る限り、低音はロジクールのZ4が低い範囲まで、高音域はGX-70HDなのかな?調べてみたら人間の可聴域は20kHz以内で、それ以上は超音波みたいです。iTunesのAppleロンレス・エンコーダも可聴域以外の音の情報を除くことでデータを圧縮しているらしいのでこうした変換処理している場合は超音波域の再生機能は無意味のような気がしました。

 クチコミではX-240とZ4なら高音ならZ4のほうがいい、Z4は低音と高音はいいけど、中音域が弱いみたいことが書かれていたのでイラコイザで山形に調整すればいいのかなと思いました。

 一応、家のデスクトップPCは低価格の割りに7.1chまで対応のサウンドカードが最初から入っていたので、X-530で5.1chにしようとも思ったのですが、電源とりやラインでごちゃごちゃしそうなのと、あまりにクチコミ情報が少ないのでパスしました。価格.comを見ているとヤマハのシネマステーション ミニ TSS-15(1万8000円くらい)が低価格の5.1chの入門用で人気があるみたいです。

 購入の目的がDVD(ライブCDとかは5.1ch対応のソフトがあるようですが)を見るよりかはPCでの音楽CD鑑賞用なので、結局2.1chのロジクールのZ4にしました。日本橋で周った中で一番安かったPC 1'sで7280円(税込み)で購入しました(価格.comでは3980円とさらに破格に安いところもあるみたいです)。一方、USBメモリーのKINGMAXのU-driveは先週よりもさらに安くなってました(4Gが2380円、8Gが4480円、今週まで待ってたら8Gを買ってたかな)。自転車の前かごに少しはみだす程度でZ4の箱は収まり帰宅しました。

 接続で最初にZ4をセンタースピーカー/サブウーファー出力に繋いだら、サブウーファーが全く鳴らないのであせりました。2.1chは特別なことなどせず、設置はこれまでの付属スピーカーのライン出力ケーブルの接続端子に繋げるだけでサブウーファーも鳴るようになりました。

 これまでと変わった点は、ボーカルがクリアになって非常に聴き取り易くなったことです。音域の違う音をサブウーファーのスピーカーから隔離して出力するだけでこうも違うのかと思いました。また、これまでは分からなかったここでこんな楽器が鳴らされていた!なども分かるようになりました(前のスピーカーの粗がわかるようになったということかな)。またサブウーファーからの振動が確かにPC机まで伝動してきます!特にドラム系を使った曲はズンズンと伝わってきます\(^o^)/ (夜に聴いているので出力は弱めですが)。


更新記事(2012/02/29)
 
 今でもロジクールのZ4を愛用しています。当初、iTunesで音楽を聴いた場合、確かに中音域が小さく、特にヴォーカルが弱く感じるので、iTunesのイラコイザ上で「ヴォーカルブースター」の設定を使っていました。この時は、中音域の弱さはZ4スピーカー側の特徴であると思い込んでいました。

 最近、PCオーディオ界で噂の「Wave File Player」を自宅のWindows Viataに導入してみました。「Wave File Player」とはWindows OSの特性を知り抜いた作者が、音楽を再生させるために一切の無駄をさせず最適化したソフトウェアで、現在は和田特機のオフィシャルサイトからダウンロードしてインストールすることができます。この「Wave File Player」にはイラコイザ機能などは全く付いていないのですが、このソフトで再生した音楽のメロディーには同じZ4のスピーカーなのに中音域の弱さはありませんでした。音の凹みがないのです。その他に音質の変化として、音の粒子の細分の輪郭もはっきりして解像度も数段上がりました。特に釘付けになったのはギターやヴァイオリンなどの弦楽器の音色に命が宿ったように艶かしい響きになった点です。

 Z4スピーカーをロジクールが設計・調整する段階で使用されていたのが、専門的なオーディオシステムと再生ソフトの組み合わせであったために、iTunesのようなあまりできのよくない音楽再生プレーヤーを用いた場合、その不完全な低い再生再現能力の影響を受けてしまうため、中音域の凹みが起こるようでした。音楽再生ソフトを変えるだけでスピーカーの能力が数段上の価格帯の製品のように感じられることは驚きの体験でした。アヴリル・ラヴィーンのアルバム「Under My Skin」のライブ音源を聴いてみると、iTunesでは識別できなかった観客の叫び声の背景音が聞き取れて会場の生々しさが伝わってきました!

 「Wave File Player」には原音への忠実性を追求した「Wave File Player for Experimental for Reference」と一端メモリにwavデータを取り込んでから再生する実験的な試みを試行段階である「Wave File Player for Experimental」の2種類が入っています。私自身のライブ会場で聴いたヴォーカルの声質や楽器の響きに最も近いと感じられた「Wave File Player for Experimental for Reference」方がお気に入りです。


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