2007年7月9日月曜日

京都のラーメン巡り、一神堂へ!

寺町通の続きです
 
一神堂は京都御苑の方の鴨川に平行した大通り沿いにあります。屋台風の狭い店舗でカウンター席と庭のテーブル席があります。冬場はかなり寒そうです。 京都ラーメンと呼ばれるものには大雑把に次の2系統に分類されると思います。

汁が真っ黒で旨み成分が少ない醤油ラーメン系(代表例:新福菜館)  
白濁こってり系(代表例:天下一品)

 以前に新福菜館で食べたことがありますが、一般の地域ではおそらくまずいラーメンに分類される味でした。だしをけっちてたまり醤油?で味付けした感じでもう二度とは行くまいと思いました。でも京都の薄味の風土に適した味らしいです。  白濁こってり系では、天下一品以外には烏丸の近くの天天有の2号店(本店は一乗寺)で食べました。こちらの方が、一般地域の方でも違和感なく美味しいと感じる味でした。


 そこで今回の一神堂です。噂のラーメン2006年度版で事前に調べた一神堂ラーメン(¥700)を注文しました。一品づつ鍋でつくり、材料はアサリ、豚肉、塩、唐辛子、しょうが、すりごま、胡椒、ねぎ、にんにく等を炒めてその材料からダシを取るというスタイルで一般的なラーメン店とはかなり異なっていました。分類は塩ラーメンになります。調理時には油のはじける音と、にんにくの香ばしい香りが立ち込めました。

  あさりが特徴的です。店員さんにちゃんと断わってから撮影しましたが、快く了承してくれました。味の方ですが、スープはかなり熱く、少し舌をやけどしました。あさりと豚肉からの出しが効いていましたが、化学調味料系の味はしませんでした。旨味の強いものに慣れた人にはパンチが足らないと感じるのではないかと思います。このラーメンはむしろ麺が美味しく、これを引き立たせるためのスープとして考え出されたのではないかと思います(調べたところ、京都では珍しい自家製麺でした)。あさっりしていたのでスープまで完食しました。全体的に薄味でこのラーメンもやはり京都ラーメンの系統の特徴を受け継いでいるのだなと思いました。


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