2007年11月29日木曜日

"骨董市で遊ぼう"は"おせん"のネタ本かな?

 先週、Book-offで100円で”骨董市で遊ぼう”という本を手に入れました!2001年の出版でNHK趣味悠々というNHK教育番組のテキストです。定価は1000円で中身はオールカラーでした。Amazon.comで調べましたが雑誌なので絶版みたいです。

 目次はこんな感じで、骨董品や骨董市の楽しみ方を伝える入門本のような位置づけです。全国各地の骨董市の開催場所の情報も載っていて、近場のところを遊びに行ってみようかなと思いました。

 この中でも気にいった記事は井田洋介さんの骨董品の食器や壷や石臼をオブジェとしてガーディニングや茶道具として見立てて使っているところです。他にもひびの入った焼き物の金繕い(金継ぎ)のやり方なども掲載されてました。こういった粋なセンスはきくち正太氏の週刊イブニングで連載中の"おせん"のなかでも何度か出てくるシチュエーションと似通っており、骨董好きの作者はこの本を趣味兼資料として所有しているのではないかと思いました。

 特に上の写真の左下の兎の絵付け(¥5800)は、"おせん"の7巻に出てくる初期伊万里吹墨白兎文の構図によく似ています(作中では兎の表情は変えています)。漫画のなかでは陶片を金繕いで接いで作製された黒茶碗の底から白兎が抹茶を飲み干すと出現するという演出がされています。地図絵皿の方も1巻で出てきますね!

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