2008年2月26日火曜日

"ライラの冒険 黄金の羅針盤"を先行上映で見てきました!

2月23日(土)と24日(日)は3月1日公開の"ライラの冒険 黄金の羅針盤"を全国レベルで先行公開をやっていました!なんばパークスのシネコンで早速見てきました!

 内容的には全く予備知識なし行きました。ロード・オブ・ザ・リングと同じ映画会社でファンタジー系ということくらいです。

 パークスシネマの売店
このフロアの外壁ガラスはマジックミラーになってました
(外からは見えず、中からは外が見えます)。

 見終わった後に世界観が分かりにくかったのでパンフレットを購入しました。

 ネタバレになるかもしれないのですが、人間と動物(ダイモンと呼ばれています)が一対のセットで人間の魂は動物の中にあり、動物には別の人格があって言葉をしゃべります。動物が攻撃を受けると人間もダメージを受けます。この世界で人間は死ぬと光の粒子に変わって蒸発します。北極にダスト(人間とダイモンを繋ぐ鍵?)という光の粒子が降りてくるポイントがあり別の世界との通路になっている?みたいな感じで、この世界の謎を解こうというのが主軸となるストーリーみたいです。

 主人公のライラ(ダコタ・ブルー・リチャーズ)は少女で、彼女が託された黄金の羅針盤にはある種のタロットカードのような象徴が文字盤代わりにあり、3つ質問を通してその象徴から答えを導き出す能力を彼女だけが持ち、魔女の予言の運命の子であるという設定です。
 敵役が”コールドマウンテン”という映画でヒロインをしていたニコール・キッドマン(コールター夫人役)です。この映画での存在感が主人公以上に大きかったです

 また、現実の存在を元にしているような言葉がいくつかでてきました。
ジプシャン=ジプシー、ロマ
教権=カトリック?
よろい熊=アルコール依存症問題などイヌイットのこと?

 また美術的には宮崎駿の影響を受けているような印象を受けました。
飛行船(敵はゴリアテ型)とか気球(味方はタイガーモス号型)の描写は"天空の城ラピュタ"みたい
主人公の仲間の白熊の鎧は王蟲の殻みたいなデザイン
このよろい熊に乗り、小動物を肩に乗せた主人公はナウシカみたい

 映画の最初のクロールでこの映画は3部作のひとつで、
第一部は別の法則が支配する世界(パラレルワールド)
第二部はこの世界
第三部は2つの世界が交錯するらしいです

 主人公のダイモンが次々といろんな動物に変化する特殊撮影が見事だったと感心しました。でも原作を読まないと本当の意味では楽しめない映画ではないかと思いました。特殊な世界観を前面に出しすぎていながら、細かなストーリーの矛盾も気になりました(死んだら粒子になるのだったら、この世界の人は全員ベジタリアンなの?とか、前腕を骨折していたはずの白熊が主人公を乗せてすぐに疾走していたり)。指輪物語やハリーポッターほど原作は有名ではないと思うので春休み映画としては商業的に苦戦するのではないでしょうか。

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