このハイエンドオーディオショウというのは、ハイエンドまたはフラッグシップモデルとも呼ばれる各オーディオメーカーの威信と技術の集大成である超高級機が一堂に会し、その実演を一度に体験できるまたとない機会となっていて大阪では年に一回開催されているそうです。
この超高級の実演機のなかにはスピーカーだけでも高級車が買えるものや、スピーカー、アンプ、プレーヤー等を合わせれば家が建つくらいの価格レベルのものまで含まれています(なので宝くじでも当たらないと縁もなさそうな価格設定です)。金銭感覚が麻痺してしまいそう (^▽^;)
このハイエ ンドショーは3日間の開催でしたが、音響機器メーカーや輸入代理店の専門家がこのホテル内の空間でのセッティングの調整を重ね、最終日にはこの時点までのでき得る限りのリスニングの最適化が施され、最も音が良い状態に近づけているそうです
((o(^-^)o))
ハートインホテルの一階が大阪ハイエンドオーディオショウの受付になっていてアンケートとパンフレットをいただけます!帰り際にはアンケートと引き換えに抽選があって記念品もいただけましたo(*^▽^*)o~♪
二階は風、松などの名称の広間になっていて部屋の前後に別の機種のオーディオシステムが設置されていて、時間ごとに90度展開して実演が行われます。また講師の先生(傅信幸氏)による講演もありました。この会場はメイン会場のようで大型機のハイエンドのなかのハイエンドが集められていました!
3階から10階までの3~4部屋も会場になっていて広い部屋もあれば、4人も入れば窮屈かなという小部屋も会場になっていて小型のハイエンド機なども実演されていました!
今回来て改めて見直したのがLPレコードの表現力ですo(*^▽^*)o~♪ 同じ音源をレコードとCDとで聴き比べたわけではないのですが、なんともいえない厚みがあるというか暖かみのある音でした!レコードが今もオーディオマニアの方の主要なジャンルのひとつであることが理解できました!その一方でCDは繊細で解像度の高い音という印象を受けました!
Tri TRV-845SE ビジュアルグランプリ2009という真空管アンプです!
持ち込みCDで試聴も可能なところもあり、オーディオマニアの方の持ち込んだ普段は耳にしないような愛蔵版などや知っている曲のCDなどもあり、色々と聴けて面白かったです!ジャズやクラシックやオペラだけでなく、懐メロ系の曲や鬼束ちひろさんの月光なども流れていました(*'-'*)
MAJIK 140
一方、逆に凄いと感じたのはライブ会場で録音したであろう音源のCDでした(*´∇`*~♪) イーグルスの「ホテル カルフォルニア」のライヴ演奏を聴きましたが、その臨場感はCDに録音されたオーディエンスの拍手している位置がわかるほどでした!ボーカルの人の息遣い や呼吸音も拾っていて音の粒立ちというか粒子感あり、こうした原音系の生々しい音源がハイエンド機を用いればその場を再現するように最も効果的に再生されるのではないかと思いま した! 国内の昔の世代の懐メロ系のCDが録音された頃というのは、おそらく原音忠実再生主義ではなくボーカルにリバータントのエフェクトを思う存分利かせた録音CDで、こうしたボーカルは本当の音がマスクされて生き生きした印象からは程遠く、こうした高級機では逆にそのエフェクトの細工が目立って粗になってしまうように感じました。
国内のアンプで有名なアクキューズのブースのスピーカーはProject K2 S9900でした!こうしたハイエンド機に興味を覚えたのは、ハイパーソニック効果について興味を覚えて調べていた時に、オーディオ評論家はこの仮説にどのような見解をもっているのかが気になり、麻倉玲士氏の著書のなかの読みやすそうな新書をいくつか目を通していて、この方の文章表現から愛用されているProject K2/S9500の表現力の描写やその感動したときの体験談がずっと心に残っていたからです。
やっぱり楽しいオーディオ生活(アスキー新書)
絶対ハイビジョン主義―これからが楽しいテレビ生活 (アスキー新書)
オーディオの作法(ソフトバンク新書)(この本のなかで大橋氏のハイパーソニック効果について言及していますが、このような説もあるよというあくまで紹介に留めているようです)
JBLのブースもProject K2 S9900のスピーカー
JBLの実演の部屋では後ろに壁か窓からの音の乱反射による干渉を防ぐための木製の音の吸収パネルが設置されていました!設置者の苦労の跡が伺えます。
VIVID audio G1 GIYAは南アフリカ製だけれどあくまで製造工場がそこにあるというだけで、設計は英国でブリテッィシュスピーカーの温かみのある音が特徴だそうです。ノーチラスのような生物的な風貌は、音響工学のシミュレーションから行き着いたもので、決してデザイナーがデザイン優先でのフォルムではないそうです。角がないため筐体由来の乱反射がなくなり、中に複数あるスピーカーの振動が筐体に伝わらないように設計されていて、大型機なので大音量に対応できるのは勿論ですが、小さな音もちゃんと小さく伝えるという音のダイナミックレンジがとても広いことも特徴だそうです!シャア専用ゲルググのようにも見えます!
このスピーカーでフラメンコのレコード盤を鑑賞していた時に、大人数の踊り子が床を踏み鳴らす時の大音響のリアルさや確かに楽器や声の音との混じりがないという表現力の豊かさに驚かされました!すぐ頭の上というか、上の階で踏み鳴らされているのではないかというような立体的な音響場が形成されているのです。目を瞑るとどこに演奏者がいるのかが肌で理解できるような立体的な音響場の空間の表現力の凄み・・・。空間を認識してしまうというのは錯聴の一種かと思うのですが、それを生じさせるこのスピーカーの設計者やセッティングされた方の深遠な技量に敬服しました!
はじめて大阪ハイエンドオーディオショウ に行きましたが、別次元の密度の濃い試聴体験ができて良かったです!来年もまた行ってみたいなーと思いました (@^∇^@) ♪
大阪ハイエンドオーディオショウ 2009
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