2008年6月24日火曜日

日テレドラマ 「おせん」 最終回を見て思ったこと

 TVで「おせん」の最終回を見ていて物語も残り時間がわずかでどういうどんでん返しで一升庵が存続するのかなと思っていたらエンドロールが出てきてこれで終わりなの?唖然!(#゚∀゚)/" ナンデヤネン!

 オチがなくて後味の悪さだけが残る最終回でした。船場吉兆ネタで挽回するかと思いきや内部告発をうやむやにしてスルーでした。ケチャップを料理にぶち込む子役の描写も嫌い!味覚障害だけでなく、料理した人や食材への感謝も微塵もなく、もてなしの心を感じ取れないモンスターチルドレンが明るく振舞う描写が不気味だったなー。味の素がスポンサーだからなのかな?トマトの旨味成分はグルタミン酸で味の素と同じものだから、老舗の味にグルタミン酸が勝ったという風に脚本家がスポンサーをヨイショしているつもりなのかな?全然ヨイショになっていないけど。

 漫画版のおせんは女魯山人なので己の確固たる美意識や価値観があるので揺るがない、おせんを中心に物語は回るけれど、もてなしの心が芯にあるので安心して読めるけれど、ドラマ版の蒼井優さんの演じるおせんは最終回では時代に取り残され経営破綻したダメ女将にされてしまった。最後は収拾の付かないグダグダの破綻した脚本だったなー。

 エンドロールで「おせん」が”原作”ではなく”原案”になっていたのはさすがにきくち正太氏の最後の抵抗だったのかな?原作とドラマがここまで違うとあんまりかなと思いました。><

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

最終回を楽しみに観ましたが、私もガッカリでした。
どういう結末で終わりになるのかなぁと期待していたけど、『あれ??これで終わり??』っていう感じでしたね。
お造りにケチャップをかけて食べるなんて言語道断、観ていて気持ち悪くなりました。。
原作の方が良かったんですね。
ちょっと残念でした。

JJ さんのコメント...

原作を読んでいたので、ドラマの第一話は違和感がありました。でも、それ以後の第九話までは一升庵のセットや小物、着物、ロケ地も素晴らしく、一升庵のメンバーの家族的なチームワークで心温まる話も多く、これはこれで良かったなと毎週楽しみにしていました。
 ところが、あの最終回は「金と権力が全てであって、日本には未来はないよ」という暗示が込められていて惨たんたる気持ちにさせられました。ここまでそれまでにドラマで築いた暖かなものが踏みにじらなくてもいいのになー。最後に電話一本で「千成開発計画を中止します」という社長の描写があれば救われたのになあと思いました。