2009年10月18日日曜日

あつた蓬莱軒 本店で"ひつまぶし"をいただきました!(名古屋・伝馬町)

 地下鉄 伝馬町駅から、旧東海道の伝馬町の商店街を通り過ぎて、ひつまぶし(櫃塗し)の本場の名古屋の”あつた蓬莱軒 本店”まで行ってきました!水打ちされたお庭が闇夜に照らされています!元は旅館料亭だったのかなー

  "ひつまぶし"は名古屋の郷土料理ですが、この登録商標は”あつた蓬莱軒”が現在はもっているので他の店舗では”ひつまむし”としか表記できないそうです。今のひつまぶしの食べ方自体は、名古屋の”いば昇”が発祥という説や、大阪や三重が発祥という説などいろいろあるそうです。

 玄関のあたりは日本的な内装です!

 お二階に通されました、メニューはもちろん”ひつまぶし”です!
骨焼きや肝焼きなどもありました!

 メニューには”ひつまぶし”の食べ方が書かれています。

 掛け軸を見ながらひつまぶしを待ちです!

 やってきました、ひつまぶしです!とっくりに鰻茶漬け用のお出しが入っていました。はじめて本場の名古屋のひつまぶしを食べましたが、鰻はかなり火を通しているようで鰻の油はほとんど落ちていて固めの焼き加減で、鰻はちらし寿司の具のように切り刻まれていました。お吸い物の具はお麩で肝吸いではなく、鰻尽くしというわけでもないみたいでした。鰻の焼き方、切り方など調理の仕方の違いに大阪と名古屋は別の文化圏なのだと実感できました。うなぎ本来の食感や味を見るならタレを使わない白焼きも頼んでみたら良かったのかなと思いました。

 大阪の柴藤の"ひつまむし"の鰻の場合、あまり刻こまれていない大振りのふっくらとした鰻の焼き加減なので、蓬莱軒とはかなり鰻の触感が違いました。この方が鰻そのものの食感も感じられるので良い調理法だと思うのですが、地方によって鰻の焼き加減や切り方の好みはかなり変わるものなのか?、と思ってWikipediaなどで少し調べてみました。
 
 "ひつまぶし"の歴史を辿ると うなぎの養殖法が生まれる以前の時代では天然鰻のみで大勢にまかなう場合に鰻の大きさの品質が揃えることが難しく、固くて小さい鰻でも切り刻んで食べやすくしたり、まかない料理としてお茶漬けにしたりは自然発生的に行われていたことなどが起源らしいです。うなぎの刻み方の理由は、”あつた蓬莱軒”では今でも昔ながらの伝統が残されているためだと思われました。

2 件のコメント:

たまのママ さんのコメント...

“あつた蓬莱軒”行って来たんですね。
羨ましい。やっぱりひつまぶしと言えば、蓬莱軒。
若い頃数年間、愛知(名古屋にも少し)住んでいたのですが一度も行ったことがありません。羨ましいです。。
名古屋のひつまぶしと大阪で食べる鰻は全然違いますよね。
私は名古屋式の細かく刻んで炭の焦げ目がついているのが好きです。
いいなぁ~。いつかは蓬莱軒が目標です。VV

JJ さんのコメント...

二階に通されたのですが周りは地元の人よりも観光の人のほうが多いようでした。東京と大阪の鰻の背開きか腹開きかは頻繁に聞く話ですが、名古屋名物の味噌煮込みうどんのようにうどん以外にも食の風土は違うものなのですね!