2007年12月27日木曜日

冬の樹と花!

冬至が過ぎて本格的な冬入りです!
けやきはすっかり落葉してしまいました。

もみじは散ってしまったのですが楓の方はまだ紅葉が残っています。

そろそろ冬柿の季節です

メタセコイヤも茶色く変わりました。

南天も真っ赤です!

これはサザンカかな?

こちらは椿かな、冬の花の季節ですね

 山茶花(さざんか)と椿(つばき)の見分け方は花びらが一枚一枚落ちるのがサザンカで、花が首ごと落ちるのが椿だそうです。

 "家栽の人"(毛利甚八/原作、魚戸おさむ/作画)という漫画の中で出てきました。この作品は少年事件を主に扱う家庭裁判所の判事が主人公(桑田義雄)という異色作ですが、ヒューマンドラマの傑作だと思います。人を裁(さば)くのではなく、栽(そだ)てるから家栽の人という題名にしたそうです。植木とかガーディニングが好きな人も楽しめると思います。裁判員制度とかで再び脚光を浴びるのではないかと思っています。

 前期の頃は各話読み切りでタイトルが植物の名前で必ずストーリーに関わっています。離婚調停や相続問題、少年事件といろいろな裁判を扱います。特に2巻の冬芽の話と12巻のカサブランカの話は泣けてきました。
 カサブランカの話では南方熊楠をモデルとした人物も出てきます。この人も桑田判事レベルの洞察力をもっているのであろうという描写がでてきます。人為交配で作り出されたカサブランカに少女を例え、本当のあなたに似合うのは純粋な白いユリ、マドンナリリーだと花束を桑田に託すくだり
 周りに対して冷笑的に振舞っていた新任のクールな判事が女子少年院に送致した女の子からの手紙を受けとります。手紙の中で少女は自分を冷蔵庫で冷え切って固まったバターに例え、少年に箸の扱いを教えてあげたときの笑顔によって心の中のバターを溶かされたこと、それが孤独であったことがわかったと語ります。それを読んだ新任の判事が、悲惨な境遇を経てきた少女が決して他者への純粋な優しさを決して無くさなかったことに気付いたとき、彼の心の中の孤独も溶かされてしまい号泣するくだり
 全15巻で小学館のビッグコミック・オリジナルで連載されていました。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

冬は植物が少なくなりますね。動物も植物も寒い冬に備えて冬眠状態に入りますからね。

その中で南天や椿は、貴重な華やぎをくれていますね。

実家の垣根も赤い椿が植えられています。それに2月頃は沈丁花も咲きます。家にいながらにしていい香がしますよ。

JJ さんのコメント...

ブログに書いたので"家栽の人"を久しぶり読み直したら12巻でまた泣けてきました。
 最近は"ちりとてちん"を土曜のBSのを録画して見ているのですが毎週泣き笑いしています。伏線の張り方とかシナリオがかなり練られた作品です。作中にもゲスト出演していた五木ひろしが今年の紅白のトリということでNHKの奴めと思わずニヤリとしてしまいました。

匿名 さんのコメント...

南天の実が赤く色づいているのを見ると、お正月だなぁと思うのは私だけ??
ウチも春に実家から株分けしてもらった南天がだいぶん大きく成長して来ました。
山茶花は冬らしく、品のあるお花ですよね。
季節の移り変わりを感じますね。

JJ さんのコメント...

 椿のほうは茶道でもよく使われますね。
夏が朝顔、むくげで冬の花としてこれらなのかな?もうすぐ2008年ですね。