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2016年5月9日月曜日

MacBook pro 15-inch (2010-mid)のEI Capitanへの移行、SSDと内蔵メモリの換装での作業メモ

 iMac (2011、内蔵8GBメモリ)へのMacOS EI Capitanの導入でうまくいったことから、連休中にMacBook pro 15-inch (2010-mid)の再生を行うことにしました。眼に優しいつや消しのディスプレイとなかなか高級感のある筐体のため、オクラ入りにはもったいないと感じたからです。

 MacBook pro 15-inch (2010-mid)本体は4GBの内部メモリーと500GB HDDとCPUは初期のインテルコアデュオです。使用用途のメインはワープロマシン、ネット検索で画像処理など重い操作は想定していません。その時に気づいたことを残しておきます。



 iMac 2011のメモリ使用量をライトクリーナー上で見ている限り、標準で4GB近くを使用していました。MacBook pro 15-inch (2010-mid)の4GBの内蔵メモリでは限界に近いです。そこでメモリの増設を行いました。事前に調べた限り、MacBook pro 13-inch (2010-mid)の場合は、16GBまで内蔵メモリを増設できるらしいのですが、15-inch は8GBが限界とのことなので、Amazonで動作確認されている製品のなかでコメント数が多く、安価で売れ線の製品を購入しました(Team 4GB×2 DDR3 1066MHz 204ピン)。

 また、日本橋のオタロードのBEST DO!でHDDの再利用のためにCenturyのHDD/SDD外付けケースと、HDDからの換装用にサンディスクの240GB SSD plusを購入しました。日本橋でも内蔵メモリを探したのですが、UMAXの製品しかなく、AmazonではUMAXでの動作確認コメントがなかったので購入は断念しました。

 オタロード自体、PCパーツショップのパソコン工房、Faith、Twotopなどが以前の場所から消えており、時代の流れを感じました (ρ_;)・・・・

安価で人気のあるSanDisk SSD PLUS

思った以上に軽量でした。


Century MOBILE BOX

裏面

着脱は簡単でした。


トルクスレンチ

 MacのHDDから横ピンのように飛び出ている留め具部分が六角星形のトルクスネジということでホームセンターでトルクスドライバーではなく、より安価なトルクスレンチ(約300円)を購入しました。


最初に、

①外付けHDD/SDDケースにSDDをセットし、フォーマットを行いました。
設定は以下の通り

Mac OS 拡張(ジャーナリング)
GUID

②タイムマシンからの復元を目的に、外付けHDDにTime machineでバックアップを行いました。


ネットで調べたところ、一端、外付けSSDにMac OSXをインストールしている方が多かったので、これに習いましたが、後でわかりましたが、私の場合は必要ありませんでした。クリーンインストールが目的の場合の選択だと思いますので、一応残して置きます。

③App storeでEI Capitanのインストーラーをダウンロードを行いましたが、「EI capitanをダウンロードできない」状態で膠着しました。内蔵メモリを4GB状態で作業していたので、8GBメモリ換装を行いましたが改善せず、App store Debugで記録の削除とApp storeの「サインインのやり直し」でダウンロードに成功しました。しかし、外付けSSDにEI Capitanをインストールできなかったので、SSDを再フォーマットをかけたところ、インストールに17分が表示され、インストールに成功しました。


④メモリ換装後に、ハードをリセットする方法として、自己責任らしいのですが、一応行いました。



電源を落とし、電源を入れた直後に
「command」+「option」 +「P」+ 「R」 の4ボタンを同時押しし、ビープ音がして再起動したら解除
Mac の NVRAM をリセットする方法

Mac の SMC (システム管理コントローラ) をリセットする

「shift」+ 「control」+ 「option」


⑤SSDへの換装と復元

HDDは黒の固定具の黒ネジ2箇所(普通のプラスドライバー)で外れました。


トルクスネジの4ピンをSSDに付け替え、セットしました。


蓋を閉じた後、Time mashineでバックアップした外付けHDDを接続し、

電源を入れた直後に

「command」 +「R」

でTime Machineでの復元を呼び出し、実行しました。約2時間かかりました。


⑥Trimを有効にする

SSDの書き込み速度遅延の回避や、ドライブ寿命を延ばすため、Macを最初からSSD構成を購入すると、Trimが有効になっているそうです。以前のMacOSXだとSSDを個人で換装した場合、「Trim Enabler」というサードパーティ製のアプリをインストールする必要があったそうですが、EI Capitanではこの機能がOS上で実装されているそうです。この機能を使ってTrimの有効化を試みました。



最初にTrimの状態を確認しました。
Appleマーク→「このMacについて」→ 「システムレポート 」「 ハードウェア」 「 SATA/SATA Express」 TRIMサポートが「はい」なら「Trimが有効」

私の場合、当然TRIMサポートが「いいえ」になっているので、

「ターミナル」に入り、

sudo trimforce enable」コマンド入力

「y」

「y」

この操作に最初は失敗していて、Trim の有効化が「いいえ」 のままでした。

この操作には「xcode」のインストールが前提条件のようで
App StoreでXcodeをインストール後に上記のコマンドをターミナルで入力したところ、
TRIMサポートが「はい」に変更されていました。

 8GB内蔵メモリ、SSDへの換装でMacBook Pro (2010)の動作はレインボーがぐるぐる回ってなかなか動かない状態から、きびきびとした立ち上がりとなり、パフォーマンスは劇的に改善しました。

 ジムからガンダムに生まれ変わった感じです。ワープロソフト、ブラウザなど特に遅いなどの違和感はありません。ただ、SSDに換装し、ハードウェア構成が大幅に変わったためか、MS-Office for Mac 2016を立ち上げた時、ライセンス認証を要求されたため、再認証を行いました。

余った4GBのメモリはiMac 2011のスロットに差し込み、12GBにupさせました。

後、数年は使えそうです(*´∇`*)


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Macでアップデートできないアプリを削除するには

2016年3月16日水曜日

Macでアップデートできないアプリを削除するには

 2011年発売のほぼ新品状態のiMacをいただいたので、自分用に設定していたのですが、どうしてもアップデートできないアプリがあり、解決したのでそのことをメモ代わりに残しておきます。

 最初に自分用の管理者アカウントを作成し、以前の所有者のアカウントを削除しました。Apple storeを立ち上げ、サインアウトして、もう一度、自分のApple IDでサインインして「アップデート」を行いました。その時、自分の購入記録のアプリもインストールも行いました。内蔵メモリも8GBあったので、OSもEI Captitanにアップデートを行いました。

 すべて順調に進んでいたのですが、2つのアプリのみがアップデートが進みません。1つは「Microsoft OneNote」でもう一つは「GarageBand」でした。

 これは以前の所有者にも購入記録があり、そのため、アカウントやApple IDを削除しているにも関わらず、何度も以前の所有者のApple IDのメールアドレスが表示され、パスワードの入力が求められました。これを解除しようにも、システム環境設定の中を巡っても、「App Store」の中にもそれらしいものはありません。

 最終的な解決はアプリの削除と再インストールでした。Macの場合、Windowsの「コントロールパネル」の「プログラムと機能」にあたる「アプリケーションの削除」などの管理に相当するのが、ドックにある灰色のロケットマーク「Launchpad」でこれをクリックすると、インストールしたアプリの一覧が表示され、削除したいアプリをマウスで長押しでクリックすると左肩にバツマークが現れ、プルプルと震えるので、バツマークをクリックすると、アプリは削除されます。見かけはiPhoneやiPadのアプリの削除と同じです。

 もう一つのアプリの削除の仕方はAppCleanerです。よく似た名前のアプリがApple storeにありますが、それではありません。AppCleanerをインストールするには

https://freemacsoft.net/appcleaner/

にアクセスしてダウンロードしてMacにインストールします。


 最近のOS Xはセキュリティが厳しく、Apple store以外のソフトを簡単にはインストールできない仕様に変わっています。Apple store以外ののアプリをインストールするには、「control」ボタンを押しながら、「開く」を押すと、Apple store以外のアプリを本当に開くのか、というようなことを尋ねてくるので、「開く」を押すとインストールが始まります。インストール後はドックに移動させておけば、使いやすくなります。使い方は、削除したいアプリのアイコンをドラックすることで、関連ファイルも削除してくれるとのことです。



 アプリの削除後に自分のApple IDアカウントでアップデートできなかったアプリをインストールできました。これで以前の所有者のApple IDが表示されることもなくなりました。


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Windows8.1および7のノートPCの内蔵HDDにUbuntu 14.10 日本語Remixをデュアルブート環境でインストールするには
Windows7におけるproxy環境でwindows updateできない場合の対処法について

2015年2月11日水曜日

Windows8.1および7のノートPCの内蔵HDDにUbuntu 14.10 日本語Remixをデュアルブート環境でインストールするには

 Linuxのソフトウェアを使う必要からOSがWindows 8.1とWindows7のノートPCそれぞれにUbuntu 14.10日本語Remixをインストールしたときの過程を私のための記録として残して置きます。

 これまでにUSBメモリを使ったUbuntuの起動ドライブは構築したことがありました。内蔵HDDに干渉せずいろいろと試せたのは良かったです。しかし、これから目的の作業を行う上でのパフォーマンスを考えてUSBメモリや仮想ドライブではなく、内蔵HDDにインストールすることにしました。しかし、Windows上でのこれまでの資産を残す必要がありましたのでマルチブート環境の構築を試みました。


 最初に失敗したときに最低限のところまでは引き返せるようにWindows8.1上で回復ドライブを作成しました。Windowの検索窓で「回復」と入力すれば 、「回復ドライブの作成」に案内されます。
 
 回復用のメディアはDVDでも可能ですが、何枚も必要になるようです。メディアにUSBメモリを選択すると、これには最低16GBのUSBメモリが必要だと案内があり、フォーマット済みの16GB USBメモリを差し込んで回復ドライブを作成しました。


 つぎに内蔵HDD(C:\)をWindows8.1上でパーティションを切り、WindowsのC:ドライブと何も入っていないD:ドライブに分割しました。このパーティションの設定はUbuntuに組み込まれているソフトウェアであるGPartedでも可能ですが、慣れていないソフトで取り返しのつかない操作をしてしまう恐れを感じたため、Windows上でパーティションの設定を行いました(マルチブート環境の構築の失敗例をネットで調べると、パーティションでのミスでWindowsに干渉してしまう例が多いような気がします)。

  Windowの検索窓で「ディスク管理」と入力すれば 、「ディスク管理」の項目に案内されます。C:ドライブを指定して右クリックして「ボリュームの縮小」という項目を指定します。しばらく待つと「縮小する領域のサイズ」欄にどこまで縮小可能かの最大値が現れます。

  私の場合、内蔵HDD(500GB)で既に50GBがWindowsのシステム、アプリケーション、データなどで使用していました。
 
 Linuxのディストリビューションは一般向きで情報も多いUbuntuを選択し、その最新版(この時点では14.10 日本語Remix)とその他のアプリケーションをインストールするとして160GB分を縮小し、これをD:ドライブとしました(Windows C:\ 340GB、Ubuntu D:\160GBという比率)。
 

次にUbuntuインストール用のUSBメモリを作成しました。UNetbootinというソフトのWindows版をUNetbootinのウェブサイト(http://unetbootin.sourceforge.net/)でダウンロードしました。ネット上のISOファイルからやダウンロードしたISOファイルを指定すればインストールメディアを手軽に作成できるソフトです。

 上部の「ディストリビューション」をチェックしてディストリビューションとバージョンを選択すれば、ネット上からダウンロードできます。

 私の場合は、日本のUbuntuの本家のUbuntu 14.10 日本語Remixをダウンロードしてから、下部の「ディスクイメージ」をチェックし、ダウンロードファイルを指定して作成しました。
 
*このUNetbootinというソフトはUbuntu以外にLinux Mintなど様々なディストリビューションのインストールメディアに対応しているようです。ダウンロード型の方はまだUbuntu 14.04にしか対応していないことと、ダウンロードしながらだと時間がかかりました(最初はわからずにこちらでやってしまいました)。Ubuntu 14.10の日本語RemixをダウンロードしたISOファイルのディスクイメージを指定した方が早くインストールメディアを作成できました。



 次にUbuntuインストール用のUSBメモリをノートPCに接続し、電源を入れて立ち上がりの画面で「F12」キーを押して「Boot setup」を立ち上げ、起動ディスクに「USB Strage Device」を選択しました(BIOS画面のスクリーンショットの撮り方が分からなかったので直撮り画面です)。


次に「Install Ubuntu」を選択しました。

 これでUbuntuのインストール画面に入っていきます。
後はナビゲーションに沿って「日本語」の選択しました。

次にWindowsとマルチブートにするので「それ以外」を選択しました。
(Ubuntu画面のスクリーンショットの撮り方が分からなかったので直撮り画面です)。

いよいよ、UbuntuをWindows上のD:\ドライブ(160GB)にインストールするため、
160GBのHDD領域を選択後、先頭の区切りに「/」を選択してから「ext4拡張フォーマット」を選択しました。

 次に「SWAP領域の設定」でPCの内蔵メモリが4GBなので2倍の8GBに設定(160GBの下流に「/」を入れ、選択)
「Boot領域」は「500GB SATA HDD」で設定しました(はじめ、160GBの先頭に「Boot領域」を設定しても起動時に読み込みませんでした。)

 これで主要な設定は終わりました。再起動をかけると、私の機種DELLの場合、メーカーロゴで「F2」Set upか、「F12」Boot optionsが表示されます。

 もし、Windows8.1を起動させるのであれば、「F12」を押し、次の画面で「Windows Boot manager」を選択すればWindowsが立ち上がりました。

 起動後に何も押さなければUbuntuのBoot画面になり、Ubuntuの選択、そのまま何も押さなければUbuntu 14.10が立ち上がります。

 インターネットの接続設定はUbuntuの右上の「歯車マーク」から「システム設定」→「ネットワーク」→「有線」or「無線」を選択し、「オプション」で行いました。

 「ソフトウェア更新」をかけた後、Ubuntuソフトウェアセンターから使用するソフトをインストールしました。

また、「Synapticパッケージマネージャー」をUbuntuソフトウェアセンターからインストールしました。

 Ubuntuの縦型ランチャーに違和感があったので、WindowsやMacのインターフェースに似たディストリビューションへの着せ替えを行いました。 Synapticパッケージマネージャー上でディストリビューションの名前をキーワードとして打ち込んで検索し、その日本語化パックも同時にインストールしました。試してみたディストリビューションが下記のものです。ログオフ状態画面からシンボルマークをクリックして切替てUbuntui以外のディストリビューションに入り込みました。

・LXDE(一番軽い、CPUファンが全く回らないのでとても静か、古い時代のWindows 2000の見た目に近いような)

・Cinnamon(Windows XPや7の見た目に近い)

・KDE(ちょっと遅く感じる、アニメーション動作が多い、見た目はかっこいい)



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2013年8月28日水曜日

Firefox 23.0.1で無効化されたjavascriptの機能を復活させるには

Firefox 23にupdateしてから、今まで動いていたjavascript系のプログラムがWeb上で動かなくなりました。具体的にはGoogleのwebサービスに入れなくなったり、ホテルのネット予約などができなくなりしました。当初はNoscriptのようなアドオンの影響かと思っていましたがそうではありませんでした。
 
  この際、Chromeに移行しようかと思いましたが、FirefoxのアドオンのBiobarが使えなくなるのは何かと不便だったのでいろいろ設定を調べたところ、動かなくなったFirefoxのjavascriptが再び使えるようになったので、この過程をメモ代わりに残して置きます。

以前のVer.のFirefoxまではツールバーの中の「ツール(T)」の「オプション(O)」の「コンテンツ」にjavascriptを設定する項目があると、Google検索で調べると上位に出てくるMozilla公式サイトには書かれていましたが、Firefox 23ではjavascriptの項目はなくなっていました。


そこで調べたところ、Firefoxの深部の設定を行うコマンドがあることが分かりました。
FirefoxのURL入力窓に、

about:config

と入力すると、
「動作保証対象外になります!」との警告がでますが、
「細心の注意を払って使用する」のボタンを押します。

これでFirefoxの深部の設定に入り込むと、アルファベット順に設定名がリスト化されています。
Jの項目の
javascript.enabled  が  「false」 に設定されていました。

javascript.enabled  の 「false」 をダブルクリックして 「true」に変換しました。

これで無効化されていたFirefoxのjavascriptの機能を復活させることができました。


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Windows7におけるproxy環境でwindows updateできない場合の対処法について

2012年12月24日月曜日

proxy環境下におけるiOS端末iPadおよびiPod touchのインターネット接続設定について ―MacBookのインターネット共有を用いたWi-Fiスポット化―

  最近、プロキシ環境下で無線LANルータがなくても有線LANで接続されたMacBookなどのAppleコンピュータ製の端末があれば、MacBook自体をWi-Fiスポットできることが分かったので、その手順をメモ代わりに残しておきます。最初はMacの「システム環境設定」の「インターネットとワイヤレス」の中の「共有」に入ります。


次に「インターネット共有」の中の設定を「Ethernet」し、「相手のコンピュータが使用するポート」の項目「AirMac」にチェックを入れます。


  次に適当なネットワーク名を設定し、「暗号化」(WEPを使用)にチェックを入れます。WEPキーは128ビットにして13文字のキーワードを入れて「OK」を押します。


そして「インターネット共有」にチェックを入れます。MacOS側の設定はここまでです。


  次にiOS側の設定に移ります。画面はiPadですが、Wi-FiをONにした後、MacOS側で設定したコンピュータ名を探し、これを選択します。通常の家庭の有線LAN環境であれば、ここまでの操作でインターネットに接続できます。
 proxy環境の場合は、次にコンピュータ名の右横の「青丸ボタン」を押し、細部の設定に入ります。


 「IPアドレスの設定」はDHCPに設定します。「HTTPプロキシ」の設定を「手動」にすると「サーバー」と「ポート」の入力画面が現れるので、これにサーバー名とポート番号を入力します。これでWi-Fiの機能しか持たないiOS端末であっても、MacBookなどWi-Fiスポットとして接続することが可能となります。

 iOS端末で可能であったことから、Android 4.0の携帯電話端末でも同様にWi-Fi接続を試みましたが不可能でした。Android 4.0内の「設定」の中の「データ使用」を「OFF」にして、電話回線での接続ができないようにし、「Wi-Fi」を「ON」にしてMacのコンピュータ名が表示されます。それを長押しして「ネットワークを変更」から、「WEPパスワード」を入力し、「プロキシ設定」の「手動」から「プロキシのホスト名」、「プロキシポート」、「IP設定」を「DHCP」の各項目を入力してもブラウザからインターネットにWi-Fi経由で接続することは不可能でした。

 MacBookとAndroid端末側を共に「Bluetooth」経由のインターネット共有設定も試してみましたがこれも不可能でした。Android 4.0端末ではiOSのようなプロキシ接続には対応していないのかもしれません。proxy設定項目があるのに接続できない点は不可解なところです。次世代のAndroid OSでは対応して欲しいと思います。


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PCのメモリの増設と32bit Windows Vistaに4GB以上を超えて内蔵メモリを活用する方法ついて

2012年10月2日火曜日

PCのメモリの増設と32bit Windows Vistaに4GB以上を超えて内蔵メモリを活用する方法ついて

 UMAX 4GB

    PCはWindows Vista(32bit)を使用してますたが、最近、このPCで使用している画像処理系ソフトの動作が重くなり反応が鈍いなどの現象が観察されるようになりまし た。そこでコントロールパネルから「パフォーマンス優先」の設定や、「msconfig」から不要なメモリ使用だと考えられる機能のチェックを外しまし た。

 フリーソフトのCPUーZでこの制御PCの基板やメモリ量や型番 を確認したところ、240ピン、DDR2 PC2-5300の2GB(1GB×2)のデュアルチャネルで動いていました。OSがVistaで2GBでは動作できるぎりぎりのラインだと考えられまし た。このPCで大容量の画像ファイルを扱うには内部メモリの増設が不可欠だと判断し、実行に移しました。この手順を写真と共に書いておきます。

  内部メモリは日本橋で回ったなかで、永久保証かつデュアルチャネルのU-MAX(2GB×2、PC2-6400)で一番低価格であった、Best Doで購入しました。日本橋ならパソコン工房、TwoTop、Faith、Best Do、PC 1'sのを巡回すれば最安値店に行き当たるのではないかと思います。

 新品でもっと安いメモリにはバルクメモリがあ り、さらに安いものでは中古メモリが販売されています。メモリにはデスクトップ用の240ピンとノートPC用の204ピンと、さらにDDR~DDR3と 色々な規格があります。これらの規格に合わせることが絶対条件です。これには内部をあけて確認するか、先のCPU-Zなどのソフトで解析するなど購入前の 事前確認が必須です。DDR2であれば、PC2-4200~PC2-6300までは動作周波数の違いであり、上位互換といってどれでも動作可能ですが、複 数の周波数の違うメモリが混在する場合、一番低い周波数のメモリのクロック速度に合わせられます。

 
内部の基盤

 CPUファンが 埃だらけだったので掃除機で取り除きました。基板類には触れないことです。ホコリはエアブロアーと掃除機で吸い取ります。

  これが元の基板の1GB×2のメモリです。一応、ミニタワーですが、メモリポートが4箇所もありました。通常のミニタワーの基板は2ポートが多いです。OSが32bitなので3.61GB以上は認識できません。64bit OSならさらに大容量のメモリを使用出来ますが、使用している画像処理ソフトが64bitには対応していないとのことをメーカーの方からの返答でした。なのでWindows OSの64bit版へのアップグレードは意味がないかもしれません。最新の画像処理ソフトは64bit対応らしいのですが、ソフトの価格は高いとのことでした。低価格での現状の打破のため、メモリの増設のみにしました。



 
メモリを取り外したところ

 空気の乾燥した冬場の静電気はメモリにとって大敵です。事前に水道水を触るなどして体からの静電気を抜きます。メモリには左右の向きがあります。刺さらないなら逆向きです。必ず完全に押し込んで爪でロックするようになっています。もし不完全な結合で通電した場合、故障の原因となります。こうした作業をするときは当然、コンセントを抜き、その後に起動ボタンを押して完全に電気抜きをします。

 U-MAXは冷却版付きの内部メモリで結合部分以外は保護されています。むき出しのメモリよりは接触から保護されるため、故障しにくいのではないかと思われます。これで作業完了です。コントロールパネルのこのPCのインデックスを更新や、またはCPU-Zによって4GBの増設を確認して、この日の作業を終えました。

 32bit OSの内蔵メモリの最大利用量は約3.61GBです。余剰の増設メモリをRAM diskやReadyBoost用に活用できる方法がネット上で報告されていたのでこれを適用してみました。取り外していた以前の2G(1GB×2)を足して全体で6GBに増設しました。 

「Windows XPの場合」と「Windows Vistaの場合」
 物理アドレス拡張を有効にするため、XPではCドライブ直下にある「boot.ini」を編集する必要があります。これにはフォルダオプションで隠しファイルを表示するよう設定し、boot.iniが表示されたら、起動オプションの末尾に「/PAE」と追加して再起動させます。
一方、Vistaの場合はコマンドプロンプトを管理者として実行するで入り込み、

bcdedit /set pae forceenable

を実行する必要があります。成功すれば、「この操作を正しく終了しました。」と表示されます。

 その方法は、まずGavotte Ramdisk をダウンロードします。このソフトは台湾で開発されたもので最新版のファイルは末尾の数字が5でVer.5のようです(私が作業した時点で)。一番普及しているものは、Ver.2のようです。PC WatchにWindows XPで4GB以上の大容量メモリを超えの設定の体験記事があるので、対象OSがXPの方には参考になると思います。




 私は別の解説サイトからリンクを辿り、Ver.5のファイルをZIP形式でダウンロードしました。本家は中国語だったり、.7vという拡張子のファイルで配布しているようです。最初にZIPを解凍します。

「Gavotte Ramdisk 1.0.4096.5」フォルダの中にある「ram4g.reg」を実行し、レジストリを変更します。


  次に、解凍してできた「Gavotte Ramdisk 1.0.4096.4」フォルダの中にある「ramdisk.exe」を右クリック>「管理者として実行」します。


  実行すると、設定画面が表示されますが、Install Ramdiskをクリックしてインストールします。後は、仮想メモリの容量と、ドライブを決めて設定すれば、完了です。メモリが6GBの場合は、3GBを割り当てるのがベストではないかと考えられます。

 RAM discとして設定することもできますが、Windows Vista以後のOSで使用できるReadyBoost用の固定メモリとしても設定できます。

 「メモリの増設」、「無用のメモリ使用の解除」、「パフォーマンスの優先」、「余剰メモリ領域のRAM化やReadyBoost利用」などが効いたようで、重いVistaでも大容量の画像データを扱っても快適に動作するようになりました。


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2011年10月17日月曜日

科学技術英語の用例検索サイト Exemplarについて

科学技術英語の用例検索サイト Exemplar

 Exemplar betaは、Springer社より公開された学術論文の用例データベースサイトです。インターネットの接続環境であれば、ウェブサイト上で登録作業もなく、誰でもブラウザ上で無料で使用できます。

 例えるなら、アルクの英辞郎の英英辞典的な例文提示機能が科学系の専門家になったような感じです。Exemplar は科学系の学術論文そのものを例文として参照しているため、理系の専門分野に特化した用例を提示してくれます。例えば、ある単語がどのような文の流れで使用されているのか、前置詞は何かなどなどです。どの国で頻繁に用いられる表現なのか?なども統計も表示されるので英語圏の国ならネィティブらしい表現かもしれない?とちょっとは推測できるのかもしれません。

Exemplor betaの公式ウェブサイト

Firefoxで使える生命科学用語のマウスオーバー辞書について

Firefoxで使える生命科学用語のマウスオーバー辞書

 IEのGoogleツールバーのマウスオーバー辞書を始めとして他にもいろいろありますが、科学関連の専門用語の辞書ツールも探すと結構ありました。このライフサイエンス辞書ツールは、Webページ中の生命科学用語を翻訳出来るマウスオーバー辞書で、FirefoxアドオンなのでFirefox上でのみで使用できます。

 ライフサイエンス辞書プロジェクト(http://lsd.pharm.kyoto-u.ac.jp/)によって収集された10万語の英語用語、11万語の日本語訳を、関連語・用例などと共に表示できます。

 有料のATOK版やWindowsやMac用の無料版もあるようですが、登録単語数は有料版よりも少ないようです。

ライフサイエンス辞書プロジェクトのライフサイエンス辞書ダウンロードコーナー

2011年10月15日土曜日

MS-Wordのユーザー辞書に登録できる化学専門用語辞書について

MS-Wordのユーザー辞書に登録できる化学専門用語辞書

 MS-Wordのアンダーラインが赤色になる文章校正機能はスペルミスのチェックに有効ですが、辞書登録のない専門用語に対してはスペルミスと誤判定を起こしてしまいます。そこで専門辞書をユーザー辞書として登録することで、誤判定が低下し、MS-Wordの使い勝手が向上します。

 インターネットでMS-Wordで使える化学用語辞書(英語)を公開している方を見つけたのでそのウェブサイトとインストールの手順について忘備録として書いておきます。

 最初に、”ChemistryBlog”のazmanam氏による該当記事のページにアクセスします。

Chemistry Dictionary for Word Processors - Version 3.0 (Updated)

ここで**Download the Chemistry Dictionary (V3.0) here.**をクリックしてZIP形式の辞書ファイルをダウンロードします。


 このファイルを開けると「Chem-dic」というフォルダがあり、中には4つのファイルがあります。拡張子が「.dic」のファイルが辞書ファイルであり、「chemistry.dic」がWindows用で、「ChemDictMac.dic」がMac用のはずです。新規フォルダーを「マイドキュメント」上などに作製し、「dictionary」等の適当な名前をつけて、Windowsの場合、「chemistry.dic」のファイルをこのフォルダにコピーします。

 MS-Word 2007の場合、MS-Wordを起動後、左上の「Officeアイコン」から「Wordのオプション(I)」に入り、左端のカラムの「文章校正」に入ります。Microsoft Officeプログラムのスペル チェックの項目の下部の「ユーザー辞書(C)」ボタンを押し、右カラムの「追加(A)」から、「マイドキュメント」内の「dictionary」フォルダ内の「chemistry.dic」にチェックで指定して登録は終了です。これにより、化学英語辞書に登録されている専門用語の誤判定がなくなります。