美味しんぼ
タケノコの刺身(4巻)
朝掘りしてすぐのタケノコにはエグミがないので刺身で食べる話。
竹の子の姿焼き(49巻)
「本当の美味の追求のためには、時に罪深いこともしなければならない」とゆう子さんは言い放ち、タケノコ山が4年間はだめになってしまうことを承知の上でタケノコを山に生えたままで焼いてしまいます。この真っ黒こげのタケノコの皮をむくと中から真っ白な蒸し焼き状態のタケノコが現れ、これを醤油と山椒の葉を添える食べると鮮烈な香りが楽しめる究極のタケノコ料理だという話。この話は、ゆう子さんの性格設定が完全に変わった基点かもしれないです。海原雄山にも初期(魯山人型人格)と後期(厳父であり人格者)という例がありますが、さすがに違和感があります。
このタケノコの話は物語の中の作りごとではなく、作中に実在の人物である東京都港区新橋にある板前割烹料理店「京味」の主人である西健一郎氏(至高のメニューと究極のメニューとの鍋対決において、至高側の招聘料理人として登場し、ハモとマツタケ鍋やカニ鍋を調理する)が登場しているので実際にやったエピソードだと思われます。実際、後期の美味しんぼでは岸朝子や道場六三郎など実在の人物が実名で登場する話がかなりあります。
初期の美味しんぼ(5巻)では「青竹の香り」という スズキのパイ包み焼きを超える料理としてスズキを繰り抜いた青竹の中で焼いた清冽な料理を山岡さんが竹林の土地の所有者にごちそうし、竹林の開発を改心させるエピソードもありましたが、その後の美味しんぼの大ヒットを経て雁屋氏の心の変遷が辿れるのかもしれません。
おせん(10巻)
リンプウ炊き
タケノコの刺身を超えるものとして、干し大根と味噌をダシとして筍を炊いた精進料理である"リンプウ炊き"が出てきます。精進料理では植物系の乾物を出しとして使うことが多いそうです。簡単そうなので朝掘り以外は真似できそうです。
バイパス工事によるタケノコ山が破壊されることを防ぎ、竹林の持ち主の筍取りの名人の老夫婦の生甲斐を守るために、おせんさんが筍料理で一肌脱ぐ話です。
美味しんぼの美食のためならタケノコ山に火を放ち、自然破壊も辞さない姿勢に対して意図的に対比関係にあるストーリーを仕立てているのだと思います。実際、美味しんぼのやり方は一般人なら引くと思います。やっぱり、きくち正太氏はやはり"アンチ美味しんぼ"なのかな?
朝掘りしてすぐのタケノコにはエグミがないので刺身で食べる話。
竹の子の姿焼き(49巻)
「本当の美味の追求のためには、時に罪深いこともしなければならない」とゆう子さんは言い放ち、タケノコ山が4年間はだめになってしまうことを承知の上でタケノコを山に生えたままで焼いてしまいます。この真っ黒こげのタケノコの皮をむくと中から真っ白な蒸し焼き状態のタケノコが現れ、これを醤油と山椒の葉を添える食べると鮮烈な香りが楽しめる究極のタケノコ料理だという話。この話は、ゆう子さんの性格設定が完全に変わった基点かもしれないです。海原雄山にも初期(魯山人型人格)と後期(厳父であり人格者)という例がありますが、さすがに違和感があります。
このタケノコの話は物語の中の作りごとではなく、作中に実在の人物である東京都港区新橋にある板前割烹料理店「京味」の主人である西健一郎氏(至高のメニューと究極のメニューとの鍋対決において、至高側の招聘料理人として登場し、ハモとマツタケ鍋やカニ鍋を調理する)が登場しているので実際にやったエピソードだと思われます。実際、後期の美味しんぼでは岸朝子や道場六三郎など実在の人物が実名で登場する話がかなりあります。
初期の美味しんぼ(5巻)では「青竹の香り」という スズキのパイ包み焼きを超える料理としてスズキを繰り抜いた青竹の中で焼いた清冽な料理を山岡さんが竹林の土地の所有者にごちそうし、竹林の開発を改心させるエピソードもありましたが、その後の美味しんぼの大ヒットを経て雁屋氏の心の変遷が辿れるのかもしれません。
おせん(10巻)
リンプウ炊き
タケノコの刺身を超えるものとして、干し大根と味噌をダシとして筍を炊いた精進料理である"リンプウ炊き"が出てきます。精進料理では植物系の乾物を出しとして使うことが多いそうです。簡単そうなので朝掘り以外は真似できそうです。
バイパス工事によるタケノコ山が破壊されることを防ぎ、竹林の持ち主の筍取りの名人の老夫婦の生甲斐を守るために、おせんさんが筍料理で一肌脱ぐ話です。
美味しんぼの美食のためならタケノコ山に火を放ち、自然破壊も辞さない姿勢に対して意図的に対比関係にあるストーリーを仕立てているのだと思います。実際、美味しんぼのやり方は一般人なら引くと思います。やっぱり、きくち正太氏はやはり"アンチ美味しんぼ"なのかな?
「新しいすき焼きの調理法について」
美味しんぼ
海原雄山は牛肉の味を殺す料理として、すき焼きやシャブシャブを否定しますが、例外として、「どうせ食わせるのなら魯山人風すき焼きを出せ」と言います。そこで山岡さんは魯山人風すき焼きを元に、梅肉を裏ごししたものを入れたタレで食べるシャブスキーを考案します。
おせん
関西風か関東風の調理で揉めた夫婦喧嘩の仲裁のために肉も豆腐も主役で関西でも関東でもないすき焼きをおせんさんが調理します。
すっぽん鍋用の土鍋で牛脂で一口ステーキ大の肉を焼き、出し醤油で焼からめたものを最初に溶き卵で食べます。
次に水切りした豆腐で油揚げをつくり、これを肉を焼いた後の鍋でだし醤油と水を足して煮込むと、豆腐に肉のエキスが移りとろける味に変わります。
肉は高価ではない固めの普通の肉で肉の喰い応えと、その旨味を吸った柔らかい豆腐で食感の違いも楽しめるという料理でした。
これはきくち正太氏のオリジナル料理みたいです。作品のあとがきで、自家製揚げ豆腐に凝っていた頃、安売りセールの豆腐で作ろうとしたところ、いくら温度を上げても白いままで怖くなって捨てた豆腐があったとのこと。中国毒ギョーザ事件以外にも、豆腐でも変な食材が出回っているのかな?
”おせん”は日本テレビで蒼井優さんの初主演でドラマ化され、4月の火曜日の夜の10:00からの枠で放映されるそうです!好きな作品がドラマ化されるのですが、江戸情緒の残る下町の雰囲気や食器や工芸品にも凝った映像美に期待したいです!(どうなるのかな?)
http://www.ntv.co.jp/osen/
日本テレビでは美味しんぼのアニメが放映されていましたが、実写版の放映権(映像化権?)はフジテレビ系列に移っていました(スペシャル番組で山岡士郎役にTOKIO松岡昌宏さんが登場していました)。
今度は実写版同士の対決かな?
このブログの「おせん」関連の記事
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